もっと電線について
[電線について]では、[電線は電気を通すもの]と書いていますが、実際は電気を通すものと 電気を通さないものの組み合わせで出来ているものが多いんです。
ミニ四駆に使われている電線(ターミナル)は、電気を通すものである銅が丸見えだけど、コンセントの電線は銅が見えません。
これは銅を[電気を通さないもの]でつつんで、電気を逃がさないようにしているからです。
電気が人間に向かって逃げると[感電 ]になります。
導電体(どうでんたい)
[電気を通すもの]です。
「導電体」や「電気伝導体(でんきでんどうたい)」、「導体(どうたい)」とよばれます。
銀・銅・金・アルミニウム・鉄などが導電体です。
絶縁体(ぜつえんたい)
「電気を通さないもの」を絶縁体といいます。
絶縁体は、縁を絶つもの。導電体と他者とのつながりを切りはなすモノです。
絶は「切る、はなす」、縁は「つながり」という意味を持っています。
いろんな絶縁体
- 空気
- 純水
- ゴム
- ビニール
- ガラス
- プラスチック
- 油
空気が導電体だったら、コンセントの電気が空気中に漏れて感電しまね(゜∀。)
純水は絶縁体です、普通の水は不純物が入っているので電気を通します。
ゴムやビニールは、電源コードの電気が逃げないように絶縁しています。
半導体(はんどうたい)
半導体は温度によって、導電体にも絶縁体にもなります。
半導体は、ダイオードやコンデンサ、トランジスタ、ICの材料など広く使われています。
もっとも身近な半導体は「LED」でしょうか?LEDはLight Emitting Diode(発光ダイオード)の略です。
下の画像は、色んな半導体が使われている様子です、電化製品の中身にはこんなのがいっぱい入っています。
黒い四角形はIC、青い丸はコンデンサです。
下の方に映っている、虹のようなものは電線です、1本づつ色分けされています。
電線の中身
電線=導電体+絶縁体
電線を輪切りにすると、中心には銅やアルミなどの導電体があり、その周りをゴムやビニールなどの絶縁体でつつんでいます。
こうすると、電気が流れている電線にさわっても感電しません。
下の画像は、半透明の絶縁体を使った電源コードです。
中に銀色の導電体が通っているのが見えます。
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おわり。
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