加工タイヤの種類と特徴
ミニ四駆のタイヤは色んな種類があります。
バレルタイヤ・ローハイトタイヤ・オフセットトレッドタイヤ・ソフトタイヤ・スーパーハードタイヤ・ローフリクションタイヤなど。
でも、上級者になってくると、それだけでは満足できなくなります。
「タイヤ直径を1ミリ大きくしたい」や「もう少し接地面積を減らしたい」など微妙な調整をするために加工します。
加工タイヤの種類
色んな加工タイヤがあります。下の図にあるもの以外にも、「溝入れタイヤ」や「面取りタイヤ」などもあります。
それぞれ性能が違うので、目的に合った加工タイヤを使いましょう\(^o^)/
加工タイヤの目的
- 軽量化
- 跳ね返り防止
- 直径の調整
- 接地面積の調整
跳ね返り防止
ジャンプの着地などでの跳ね返り(バウンド)を少なくするために、タイヤの厚みを削って薄くしたものが使われます。
薄い様子を表す「ペラペラ」から、「ペラタイヤ」と呼ばれます。
「ペラタイヤ」以外にも「中空ペラタイヤ」「ハーフペラ+ダミータイヤ」などが使われます。
なんで薄いと跳ねないの?
タイヤのゴムは柔らかくて、衝撃を与えると跳ね返りたがります(ジャンプ後の着地など)。
この跳ね返りは、ゴム(タイヤ)がブ厚いほど大きくなります、ブ厚い分 縮んで跳ね返ろうとします。
なので、厚みを薄くしてゴムの縮む分を少なくしてしまおうという考え方です。
直径の調整
直径を小さく調整する
タイヤの厚みを削って、薄くしたものが使われます。
直径を大きくする
タイヤを何枚か重ねて直径を大きくします。
「大径ホイール+大径タイヤ」の組み合わせよりも大きくなるので「超大径」と呼ばれます。
接地面積の調整
主に、接地面積を減らして、コーナーでの減速を少なくするために使われます。
ハーフ+ダミータイヤ
タイヤの幅を削って、細くしたものが使われます。タイヤの幅が半分程度しか残っていないので「ハーフ」と呼ばれます。
でも、ミニ四駆には「タイヤの幅は8㎜以上にしてください。」というルール(レギュレーション)があるので、ハーフタイヤだけではルール違反になってしまいます。
なので、ハーフタイヤの隣にダミータイヤをくっつけて幅を8㎜以上に見せかけています。
ダミータイヤはハーフタイヤより薄くて接地しないので、接地面積が増えることはありません。
ダミーには「偽物」や「見せかけの」という意味があります。
段付きタイヤ
ハーフタイヤとダミータイヤを一体型にしたものです。ハーフ部分とダミー部分の段差から「段付き」と呼ばれています。
テーパータイヤ
ハーフや段付きよりも、もっと接地面積を減らしたいときに使います。テーパーは円錐形など「先がとがった形」を指しています。
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おわり。
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