もっとはめあい調整について

はめあい調整は、ボールベアリングの中身の話になるので、中身がどうなってるのか知らない人は先にココ→「転がり軸受け(ボールベアリング)について」を読んでくれると、このページの内容が理解できると思います。

 

例として、軸受外径5.05㎜(円周15.8650㎜)、ローラー内径5.00㎜(円周15.7079㎜)のはめあいの場合。

素人は「たった0.05㎜」と思うでしょうけど、業界の人間からみると5.00㎜に対して0.05㎜の誤差はとんでもない数字です。

誤差というより不良品です。

ミニ四駆 アルミベアリングローラー はめ合いについて はめ合い調整とは

 

下は直径5.00と5.05の比較図。0.05㎜差の同心円。

ミニ四駆のベアリング 公差 誤差 直径比較

 

円周の長さを比較すると、0.1571㎜の差があります。

ミニ四駆のアルミベアリングローラーのはめ合いについて 誤差 円周長さ比較

直径5.00㎜の穴に直径5.05㎜の軸受を入れるということは、

穴が直径0.05㎜大きくなるか軸受が直径0.05㎜小さくなるということ。

ミニ四駆のオールアルミベアリングローラーの場合は、

穴よりも軸受の外輪が弱いため軸受の方が小さくなっています。

この小さくなるとは、軸受中心から外径までの平均距離が小さくなっただけで、円周が短くなったわけではありません。

なので、円周の差0.1571㎜分どこかにシワ寄せが発生しています。

シワはベアリングの内向きに発生します、周りはローラーのアルミが存在しているのでシワが外側に発生することはありません。

シワが寄った箇所は狭くなるので玉が引っ掛かって回転を妨げます。

もし、シワ寄せが一カ所に集中した場合は下の図のようになります。0.078は円周長差0.1571の半分です。

ミニ四駆のアルミベアリングローラーのはめ合いについて 誤差 公差

このシワ寄せが発生しないように、はめあいを調整します。

調整はベアリング外径を削っても良いし、ローラー内径を削っても良い。

ベアリングは鋼製、ローラーはアルミニウム製。

鋼よりアルミの方が柔らかくて削れやすいし、内径を加工する方が簡単。

だから「はめあい調整」では内径加工を紹介しています。

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おわり。


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