コレを例にして、ノギスの構造を紹介しています。
会社の廃棄品から拾ってきた、へぼノギスです。
ノギスの各部の名称などはコチラ⇒[ ノギスとは ]
ジョウを開く
ジョウを開くと、開いた分だけデプスバーが出てきます。
ジョウは左側のクチバシ、デプスバーは右側の棒です。
20.0ミリ開いたら、20.0ミリ出てきます。
裏側
スライダーから、ながーーーいデプスバーが生えてます。
スライダーの白く塗りつぶした部分は、会社の測定器具管理タグです。
分解した
まともなM型ノギスの場合、部品点数は9点。
デプスバーは、スライダーにくっ付いていて外れません。
でも、これは先っちょが ちょっとくっ付いてるだけだから、
ガッっとやったら外れるし、曲がる折れる変形してしまうので、触っちゃダメ!
上半身を拡大
[調整ネジ]と[調整板]は、
測定時には、スライダーの中に埋まっているので見えません。
[止めネジ]を締めこむと、本尺にぶつかって圧をかけるので、
本尺とスライダーを固定できます。
下半身を拡大
本尺の一番下、裏側には[抜け止め]が取り付けられています。
[止めネジ]で抜け止めを固定します。
この止めネジはM2なので、ミニ四駆のネジが使えます(´v`* )
下から覗き込むと
スライダーが本尺を包み込んでいます。
本尺の裏側にはミゾが入っていて、そこをデプスバーが通ります。
調整板の位置
測定時には、調整板は画像の赤で示した位置に居ます。
スライダーと本尺の間です。
調整板は少し曲がっていて、
これがスライダーと本尺の間にはいると、
板バネの要領で、[すすすうぅ‥]と程よい操作抵抗が発生します。
軽い力で[ シャッッ!]と一瞬で100ミリも動いてしまったり、
ハンマーで叩かないと動かないようなキツキツでは、
まともな測定ができませんから(;´∀`)…
抜け止めの役割
長いものを測定しようとしてジョウをいっぱい広げると、
スライダーが[抜け止め]にぶつかって、これ以上開きません。
抜けません( ´ー`)
おわり。