マイクロメーターについて

0-25mm Micrometer

対象物をはさんで、大きさを測定する工具です。

0.01ミリ単位で、精度が高い測定ができます。

ここでは、外測マイクロメーター0~25ミリを例に、マイクロメーター各部の名称・役割や特徴、種類などを紹介しています。

 

各部の名称

これは標準型 外測マイクロメーター0~25を例に挙げています。

各部の名称 スピンドル アンビル ラチェット シンブル

 

各部の役割

    • アンビル:スピンドルとの間に、測定対象をはさむ。
    • スピンドル:シンブルの回転に連動して伸縮する。
    • クランプ:スピンドルが伸縮しないように固定する。
    • スリーブ:基準線と目盛りがある。内部にメネジがある。
    • シンブル:外周に目盛り、内部にはオネジとスピンドルを持つ。
    • ラチェット:定圧機構。シンブルに連動して動く。
    • 防熱板:断熱材。手の熱を測定具に伝えないために。

 

マイクロメーターの特徴

測定の精度を高めるために、以下のような特徴を備えています。

    • 先端は超硬
    • 測定範囲は25ミリ単位
    • 0.001ミリ単位の測定ができる
    • アッベの原理に沿った構造
    • 定圧機構を備える

 

先端は超硬

マイクロメーターは、アンビルとスピンドルで測定対象を挟み込んで測定します。

はさんで測定するという事は、先端部は測定対象とぶつかっているという事です。

アンビルとスピンドルの先端がやわらかい材料で構成されていたら、測定対象にぶつかったときに変形してしまい、正確な測定ができません。

なので、測定物とぶつかる部分には[超硬(ちょうこう)]という非常に硬い材料が使われています。

超硬について

 

測定範囲は25ミリ単位

測定範囲は、[0~25ミリ]や [25~50]、[200~225]のように25ミリ単位です。

ものさし や巻尺のように、1つ有れば多くを測定できるようなものでは有りません。

スリーブとシンブルに使われているネジは非常に精度が高いものです。

非常に高い精度を保ったまま、長いネジを作ることが困難なため、

ネジの精度が有効な25ミリ範囲のみを測定対象とすることで、測定精度を高めています。

測定範囲は25mm 測定精度を高めるため 高精度のネジが必要 構造

 

0.01ミリ単位の測定ができる

スリーブとシンブルに使われているネジのピッチは0.5ミリ。

シンブルには一周を50等分した目盛が刻まれています。

ネジのピッチ0.5÷シンブル50等分で、0.01ミリ単位で目盛りが読めます。

目盛の読み方 ねじピッチ0.5mm NSK 仕組み

 

アッベの原理に沿った構造

アッベの原理の内容は‥

「より正確に測定するためには、測定対象と測定機器の目盛を測定方向の同一軸上に配置する。」

というものです。下の画像を見てみると‥

アッべの原理に沿った構造 正確に測定するため 測定器具 ミニ四駆13mmローラー用ボールベアリング

測定対象物と測定機器の目盛りが同一軸上に有ることが分かります。

 

定圧機構を備える

測定者の力加減による誤差をなくすために、一定以上の力(圧力)がかかると、空回りするラチェットを備えています。

 

マイクロメーターの種類

コレまでに紹介してきた外測以外に、内測用や深測用のものなどが有ります。

外測

測定対象物を外側からはさみ込んで測定します。

 

内測

測定箇所の間隔・すき間、穴の直径などを測定します。

 

深測

穴の深さや、段差の測定に用います。

おわり。

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