PS(ぴーえす)について

PSはPoly Styrene(ぽり すちれん)の略。

汎用プラスチックに分類され、安価な生活用品から工業製品まで多く使用されます。

PSは大きく分けて2種類あります。

  • 汎用ポリスチレン
  • 耐衝撃ポリスチレン

 

汎用ポリスチレンの特徴

  1. 透明性が良い
  2. 軽量
  3. 電気絶縁性が高い
  4. 対候性に優れる
  5. 耐薬品性が高い
  6. 発泡させやすい
  7. 耐熱性・剛性改善のためにガラス繊維を充填したものがある
  8. 油類・有機溶剤性に弱い
  9. 耐衝撃性が低い
  10. 耐熱性が低い

[ 8. ]プラバンは発泡させたPSです。

[ 9. ] 油類・有機溶剤に弱いので、塗装時や潤滑油使用時は気を付けてください。

 

耐衝撃ポリスチレン

汎用PSにゴムを配合したもの。汎用PSの特徴に加えて、以下のような特徴があります。

  1. 耐衝撃性が高い(汎用PSの5~10倍)
  2. 透明品がない

 

汎用PSの性能

  1. 比重1.04
  2. 引っ張り強さ:約40MPa(耐衝撃PSは約15~40)
  3. 圧縮強さ:約85MPa
  4. 曲げ強さ:約80MPa(耐衝撃PSは約20~70)
  5. ロックウェル硬度:約M70
  6. ノッチありアイゾット衝撃強さ:約20J/m(耐衝撃PSは約50~370)
  7. 耐熱温度:約70℃

もし割れたり欠けたりしていたら、そこには上記[2.][3.][4.][5.][6.]以上の負荷がかかっています。

用途

  • 各種メーターのカバー
  • 自動車・バイク等のランプレンズ
  • テレビ・照明器具・パソコン・エアコンなどの筐体
  • 肉・魚・惣菜などのトレー
  • カップ麺の容器

バイクのスピードメーター タコメーター モーターサイクル

加工

発泡の程度や、ガラス繊維の充填の有無で大きく違います。

    • ガラス繊維が充填されているものは、硬くて脆い。ガラス繊維が切削性を悪くしている。脆くて割れやすいので切れ味の悪いニッパーなどを使うときは注意してください。
    • プラバン程度の発泡であれば、程よい硬さがあり切削しやすく、表面が均一で塗装しやすい、そして接着も容易。
  • 食品トレー程度の発泡であれば、とても柔らかく切り易いが、ヤスリの刃は立たずに削れない。表面が不均一な凸凹なので塗装に向かない。

どの程度のPSなのか、確認してから加工しましょう。
ブレイジングマックスVER.KCを作る3(粗切削)」←この記事にガラス繊維充填PSの切削性の悪さを書いていますので、興味のある方は見てみてくださいm(_ _)m

 

ミニ四駆では

ブレイジングマックスプリズムブルースペシャルのボディや、透明なAパーツ(←たぶん、手元にないので確認できません)などがPSで成形されています。

ポリスチレン ミニ四駆のボディ トライダガー

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おわり。


2件のコメント

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