黄銅(おうどう)について

黄銅は銅合金の一種で、銅と亜鉛(あえん)の合金です。

英語では「Blass」と書きブラスと読みます。

真鍮(しんちゅう)とも呼ばれますが、これは俗称のようなものです。

真鍮の規格はありません。

安価で、程よい強度と展延性(てんえんせい)を持ち、 切削性も良いことなどから、金属部品の材料として広く用いられています。

黄銅は、歴史書などに記述のある鉱物「オリハルコン」ではないかと考えられています。

バルブ 弁 銅合金

 

使用例
  • 5円玉
  • 給水管・バルブなど
  • 金色系の塗料:黄銅の粉末が使われています。
  • 金管楽器:ブラスバンドの「ブラス」は黄銅のことを指しています。

 

ブラス 管楽器 楽譜 音符

銅合金の種類

黄銅は、銅と亜鉛の割合によって性質が変わります。

割合や性質はJISで規格されています。JIS規格では黄銅を「銅合金」として扱っています。

黄銅は亜鉛の割合が多いと、硬く・脆く・黄色になり、 亜鉛が少ないと柔らかく・赤色(銅色)になります。

以下では、JIS規格記号と亜鉛の割合、特徴などを紹介しています。

C2600:七三黄銅(しちさんおうどう)銅7割、亜鉛3割。黄色。

 

C2801:六四黄銅(ろくよんおうどう)銅6割、亜鉛4割。金色。

 

C3604:快削黄銅(かいさくおうどう)銅57~61%、鉛1.8~3.7%、鉄0.5%以下、鉄+錫が1%以下、残りは亜鉛。

 

C3771:鍛造用黄銅(たんぞうようおうどう)銅が57.0~61.0%、鉛が1.0~2.5%、鉄+錫が1.0%以下、残りは亜鉛。

 

C4600台:NAVAL黄銅(ねーばるおうどう)錫(すず)を添加して、耐海水性を向上させたもので海軍黄銅とも呼ばれます。

 

丹銅(たんどう):亜鉛が2割未満の赤みが強い黄銅です。これに対した俗称として、亜鉛が2割以上のものを真鍮と呼びます。

硬貨 五円玉 日本円 通貨

 

C2600の性質

ここでは工業的に広く用いられているC2600(七三黄銅)の性質を紹介しています。

  • 面心立法格子構造
  • 比重8.5
  • 非磁性
  • 引っ張り強さ200MPa
  • 融点1205℃
  • 電気抵抗率61.6nΩ・m
  • 熱伝導率99W/(m・K)
  • ヤング率100GPa
  • 剛性率41GPa
  • 体積弾性率110GPa
  • ポアソン比0.33
  • ビッカース硬度  MPa

 

ミニ四駆では

ターミナル(スイッチ金具)に使われています。

これは黄銅の高い導電性により効率の良い通電を得るためです。

マスダンパーにも使われていますね、黄銅は比重が高いので、小さくても重いものを作れます。

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おわり。


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