滑りと転がりの比較

このページでは「滑り軸受」と「転がり軸受」の比較をしています。

耐荷重

滑り:衝撃荷重・重負荷に耐えます。

転がり:衝撃荷重不可、軽負荷に適します。

 

回転速度

滑り:高速に適します。速度の限界は発熱量によります。

転がり:速度限界は経験値(dn値)を目安とします。

回転 天体 天動説 星の軌道

 

始動摩擦

滑り:面接触なので大きい。

転がり:点接触なので小さい

 

振動・騒音

滑り:軸受メタルに吸振性があり小さい。

転がり:大きい。

ボールベアリング付きのローラーでコーナーを走ると「ジャアッッ!!」と鳴りますね。

 

潤滑剤

滑り:多くの潤滑油を使用します。

転がり:少量のグリスを封入して使用します。

油 オイル 液体

保守・交換

滑り:難しい。交換時に軸の修理・交換をすることもあります。

転がり:規格化されているので容易です。

機械の保守点検 保全作業 作業員

 

構造

滑り:規格はありません。構造が簡単で任意の寸法の軸受けを製作できます。が、高度な技術が必要です。薄くできる。

転がり:構造は複雑だけど、規格化され大量生産されています。玉やころを挟むためぶ厚くなる。

ミニ四駆のホイールシャフト受けも、滑りは薄く(2.0㎜)て、転がりはぶ厚い(2.5㎜)ですね。

 

体験例

コロコロ(キャスター)のついた椅子と、コロコロなしの椅子。

みなさん体験したことがあると思います。コロコロ付き椅子の方が移動しやすいですね。小さな力で動けますε=┌( ´∨`)┘

 

自転車は車輪が転がるおかげで、軽い力で進みます。

車輪が無い自転車を動かすのは大変です、フレームを地面に滑らせて引きずって移動させなければなりません(;’∀’)

 

エジプトのピラミッドの石を運ぶときも、石の下に丸い棒を敷いてコロコロ転がして運んだそうです。

重量が何トンもあるものを「滑り」で移動させるのは、常識的に考えて無理ですよね(;’A`)

観光 エジプト 砂漠 ピラミッド

 

移動する物には「転がり」がたくさん使われています。

三輪車、自転車、バイク、乗用車、トラック、電車、飛行機などのタイヤは「転がり」です。

とりあえず転がせるところは転がしておけばいいんです。

これはミニ四駆でも同じです、正しく使えば滑り軸受よりも有利になります。

転がり軸受をしっかり理解して適切に利用しましょう\(^o^)/

下の画像は、工場のコンベアです。水平の移動はローラーで転がして、斜面は滑らせるように設計されています。

ベルトコンベア 工場 ローラー スライダー

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おわり。


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