機械要素について
多くの機械に共通して使われる部品を機械要素といいます。
機械要素は、ボルトや軸のように単体で使われるものもあれば、軸受やバルブのように複数の部品からできているものもあります。
使用の目的のよって下のように分類されます。
機械要素の分類
- 締結要素
- 伝達要素
- 案内要素
- エネルギー吸収要素
- 流体伝動要素
締結要素
部品と部品を結合する要素。
ねじ・リベット・ピンなどがあります。
ミニ四駆では、ネジを使ってパーツを結合させますね。
伝達要素
運動・チカラ・情報を伝達する要素です。
軸・歯車・チェーンなどがあります。
案内要素
運動する部品を保持し案内する要素。
ベアリングや、マスダンパーを取り付けているネジなど。
エネルギー吸収要素
衝撃を軽減したり、運動を止めたりする要素です。
ブレーキやダンパーなどがあります。
ミニ四駆ではスポンジブレーキやマスダンパーを使っていますね
流体伝動要素
流体を導いたり、流体信号を送ったりする要素です。
管・バルブなどがあります。
規格化
機械要素は、多くの機械に共通した部品で、大量に生産・使用されるので、統一の規格を定めています。
形状・寸法などの規格を統一しておくと、良質なものを安価に大量生産することができるようになりメンテナンスの面でも有利になります。
日本では「日本工業規格(JIS)」に機械要素の規格が定められています。
国際的な共通規格は「国際標準化機構(ISO)」が規定しています。
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おわり。
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