まずは粗取り(あらどり)。
粗取りは、ザッっと大まかな形を作る作業。
大まかな部分を除去(切り離し)する作業。
切る
リアタイヤカウルを切り離します。なるべく形を壊さず切り離したいので、、
カウルの付け根に溝を入れます、その溝を深く深くボディを貫通するまで掘ります。
でも、貫通するまで掘ってると時間がかかるので、ボディの厚みの半分くらいまで溝を掘って、あとは「パキッ」っと折ってしまいます。
溝堀りには、刃が痛んだカッターナイフをつかいます。
これは、わざと刃先を痛めたものです。
コンクリートに刃先をゴリゴリしました。溝を「切る」じゃなくて「削る」ために刃先が切れないようにしています。
傷んだカッターで、切り離す部分の根元に溝を入れます。
「パキッ」っと折りやすいように端をニッパーで切ります。
ニッパーは端から少しずつ切ります、一度に多く切ろうとすると溝以外のところが割れてしまします。
一度で「パキッ」っと切り離せなくても、グラグラユラユラさせていると疲労骨折的に「ポロッ」っととれます。
溝を堀るほどもない小さな除去部分は、ニッパーで切り離します。
そのときはニッパーで溝堀りをします、ニッパーで切れる寸前まで刃を入れる(甘噛みする)と、刃が当たった個所が凹んで溝が入ったようになります。
この溝を基準にして少しだけ切ります(本噛み)。
少しだけ切ったら、刃を先に進めて甘噛みして溝を掘り進めて、
少し切って、溝を入れての繰り返しです。
こうすると意図しない所が割れにくくなり、もし割れても溝を入れた方向に割れるので大きな失敗になりませ‥
‥割れた。
また割れた。おかしい、いつもと違う。切断面も汚いし(´~`)
ボディが古いから劣化してるのかな‥何年製かな?ランナーを見てみよう‥
‥PS!!これだ!切削性が悪いのは素材のせいだ!たぶんPSに充填されたガラス繊維のせい!
同じPSの「プラバン」は切削性が良いのに‥(-_- )
ミニ四駆のボディなんてだいたいがABS素材でできてるのに、これに限って‥。
サイトの記事にしようと張り切ってたのに、わざわざ加工しにくい素材のボディだったとわ‥。
はい、仕方が無いのでそれなりの加工で進めていこうと思います。
ボディ加工になれていない人は是非「ABS」で作られたボディで挑戦してくださいね。
PSについてはコチラ→「 PS(ぴーえす) 」
ABSについてはコチラ→「 ABS(えーびーえす) 」
溝堀と疲労骨折的切り離しで切断面がバリバリです。
カッターナイフでバリバリを取り除きます。
その後棒ヤスリで形を整えます。
削る
ノーマル状態ではキャノピーの上にある出っ張り部分を削り取ります。
棒ヤスリでガシガシ削ります。
‥溶けてる、どろどろ、切れない。あああああああこれだからPSはよぉぉおおおおお!!
ABSならサクサク削れるのにぃぃいいいい!
と、言う事でカッターナイフで少しずつそぎ落とします。
大まかにそぎ落としたら、棒ヤスリで整えます。
高速で棒ヤスリを動かすと熱で素材が溶けるので、ゆっくり「さぁーーーーぁッ」っと優しく軽い力で削ります。
出っ張り部分除去完了。
フロントの整形が出来たので、次はリアを整形します。
また割れた。。PS材きらい。
なんやかんやで、大まかなところは除去できたので、次は細かいところを切って削って整形します。
前の記事→[ブレマVER.KCを作る2(計画と材料)]
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おわり。
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